酒田京田ミートセンター竣工
平田牧場、酒田市内に新ミートセンターが竣工
〜環境負荷を減らし、品質と生産性、従業員の快適性をもUPした次世代工場です~
株式会社平田牧場(山形県酒田市/代表取締役 新田嘉七)は、2023年9月1日(金)に酒田京田西工業団地(酒田市京田4丁目)に、新たな食肉処理施設「平田牧場 酒田京田ミートセンター(以下、酒田京田MC)」が竣工します。
酒田京田ミートセンター
酒田市大宮の本社ミートセンターは、1986(S61)年の稼働より36年が経過し、当初のブロック肉を中心とした製造品目から、時代の変化に伴い小容量多品種に変化してきた為、製造ラインの動線が非効率な状況でありました。また、近い将来の労働人口の減少による工場での作業人員不足に対応するラインの自動化や、量販店のインストアパックからアウトパックといった新たな需要に対応する必要性。そして脱炭素社会実現にむけ、2030年目標が企業の責務であることから、工場を新設することになりました。
総床面積は5,794㎡、作業場面積は2,600㎡で、旧工場と比較しそれぞれ272%、252%と大幅に増加しました。それにともない製造能力もアップしましたが、作業にあたる現場従業員数は全体で76人から60人と減少します。戻り導線の無いストレートな作業導線や機械化の促進により生産性も大きく向上させました。
持続可能な生産活動にむけた取組
・工場の屋根には太陽光パネルを設置し、空調に関わる電気を賄います。
・設置枚数は544枚。年間発電量は242,569kwhで、CO2の削減量は157,687kgにあたります。
・ボイラーにはCO2排出量が少ないLPGボイラーを採用しました。従来の灯油ボイラーと比較した場合、CO2の削減量は同じ発熱量の場合で約6,400kgの削減となります。
・天井部と西側壁面には遮熱材を設置しました。放射熱を反射させることで無駄な空調電力を使用しないことでCO2排出量を削減します。削減量は遮熱剤を使用しない場合と比較し、約279,323kgの見込みです。
・場内にはEV充電ポートを5台設置します。近い将来導入予定のEV営業車で活用予定です。
・フードロス削減の為、作業エリアの温度を従来の11℃(旧工場は15℃)で管理します。吹き出し口にはソックダクトを使用し、異物混入を防ぐと共に、直接冷風が作業者に当たらないよう配慮しています。
・将来に備えたラインの増設や自動化への対応も可能です。
施設概要
名称:平田牧場 酒田京田ミートセンター
住所:酒田市京田4丁目4番1
電話:0234-43-0298
FAX:0234-25-4429
竣工日:2023年9月1日(金)
代表的な製造品目
・ひき肉
・切落し
・スライス
・ブロック